さ、やってみよか

末期ガンになった主婦が幸せ感じながら生きられるようになった食や知恵をお伝えします

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魔法使いを目指して

   

介護認定も受け、日々の生活リズムが出来つつある義父母。

週の半分はデイサービスに通えるようになったので、家族としてはかなり安心できるようになった。朝は子どもたちの『今日の予定おはようコール』で始まる。

今朝は異常を感知した義妹から連絡があった。『今日どうしても、区役所に行かな、えらいことになる‼』と父が言うのだそうだ。なにごとっ‼

認知症状はあるけど、元気な義父は電車やタクシーを使いこなし移動できる技を持っている。それもなんと、所持金無しで!ほんとにすごいけど、できるだけしないで欲しいことのひとつではある。後処理に割りと時間がかかる。

ということで、今日は急遽、義父の『行かなければ、えらいことになる所』に同行することになった。例えは悪いけど、犯人を泳がすデカになった気分。

『目的地』や『目的』を聞いても、的を得ない答えばかり。親子喧嘩も始まり、うまく言えず苛立ちキレる義父の言う通りに車を走らせる。次からは『はい、お客さんどちらまで?』と聞けるかしら。

実は先日も似たようなことがあり、2時間ほど一緒にさまよった夫は少しやけ気味だった。今日は時間短縮に成功し、到着したのは隣りの区のお役所。

駐車券を手にした義父は番号札を取り、対応を待つ。職員さんが来ても(状況は耳打ち済み)、駐車券を差し出すばかりで戸惑いナニもできない義父がいた。『携帯を忘れたからわからんのや。また後から連絡する。』とくるりと背を向け歩き出した。えらいことにならずに済み、とりあえず、気も済んだようだ。

帰りの車内で番号札を所在無さげにかまう、子どものような仕草の義父の手元に、ぽっかりと空いた心細さの穴が見えた気がした。

お世話になっているケアマネさんやデイサービスの方々のサポートがいつも素晴らしすぎて驚いてしまう。とにかく素早く的確で優しい。ほんとに私たちは幸せ者だな、と思う。経験値を増やし、魔法使いになれる日が楽しみにもなる。

山崩れにも似ていた父母の生活破綻。待った無しすぐに何とかしないといけない状況に混乱したけど、周りには助けてくれる声が手がたくさんあった。

とにかく、まだ続く未知の世界への旅だけど心強い仲間にも出会えた。私たち家族みんなで奏でるハーモニーが心地良く響くように暮らしていきたい。

 - 家族, 日記

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