さ、やってみよか

末期ガンになった主婦が幸せ感じながら生きられるようになった食や知恵をお伝えします

*

ありがたい。有り難い。

   

2010年10月に倒れてから、じき丸9年。こんなに生かしてもらえたと思いながらも「まだ生きたい」と思い、救われてきたと思いながらも「よーやってきたな自分」とも思う。
そんな今、6回目の脳転移治療が始まる。今回は摘出手術だ。
1年に1回くらい、新しい転移巣が見つかってもガンマナイフで焼いてきた。が、今回はもうすでに2回焼いたとこだったので3回目焼くことは「非常識なこと」と脳を診てくれる近藤先生は言う。
丁寧に脳の写真を見比べて、私がダメージを受けないよう言葉を慎重に選び伝えてくれる姿勢に、また信頼が増した。

久々に感じる「先が見えない感」

人が不安を感じるのは未来だけだ。今のままでは未来に行けないかも、と感じただけで『なんで、私がガンやねん』と拗ねる気持ちが顔を出す。

体のどっかがギュッと縮み、冷たく鈍く重くなる。
思い描く未来と離れていく予感と恐怖に一瞬で引き込まれる。
笑ってしまった。
こんなに繰り返してるのに、まだこの気持ちは生まれてくるんだ。
ま、でも、生まれてきちゃう感情をどうにかしようとは思わないし、そりゃそうだわなって肩を組みたくなるようになった。

それにしても、有り難いことやなと思う。

私の身体を見張り、動きがあれば即助けようと動いてくれる。(医療ってそういうものだと言えば、そうなんだけど)

やっぱり、今ここに生きてることは有り難いことで埋め尽くされてる、と改めて思う。

信頼できる医療者の方々と出会えていること。迷惑かけるであろう職場の方々の優しい思い。いつも通り見守っててくれる家族と友達。

ガンであっても動いてくれる身体が今ここにあること。働ける職場があること。誰かや何かのためにがんばれること。そのことでお金が稼げるということ。そのことで守りたいものが守れること。

空がキレイなこと。風が気持ちいいこと。鳥の鳴き声の中、目覚められること。愛犬が私の腕枕で眠ること。家族が元気でいてくれること。食べるものがあり、住むとこがあること。
数え出したらキリがない。
当たり前に過ぎる日常を『有ることが難しいこと』なのだと気づかせてくれる私のガン。
ほんまにありがたいもんやな、と改めて思う最近なのだ。

 - ガンのこと

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